今日は思い出話にお付き合いください。

猫はいつも「今」を生きていて、
去年の今頃はこうだったとか、来年の今ころはどうしてるだろうとか、
考えることはないのだと思います。

でも私は、桜が咲けば
そう言えば去年桜が咲いた時はボスと病院通いしていて、
病院に行く途中の桜を見て「今年も桜が見れたね」って話したことを思い出したり、
何かにつけ、あの頃はああだった、こうだったと思い出します。


昨年の今頃、ボスが少しずつ弱っていく中、
林檎ちゃんが家に来る日を祈るような気持ちで待っていました。


実家から写真が届くたびに、ボスと一緒に写真を見ては
「かわいいねー、会うの楽しみだねー」ってお話ししました。


この写真はボスをだっこして、
「ほら、ボスくん、林檎柄だよー。、林檎ちゃんだから、林檎の布なんだね」って
お話ししたことを覚えています。


あれからもう一年たつんですね・・・


高齢の猫、闘病中の猫がいる時に、仔猫を迎えることは、
一般的には良くないとされています。
でも、猫の性格はそれぞれ違います。
ボスは猫が大好きだし、仔猫も大好きだから、
きっと仔猫が来たら張り切るに違いないと思いました。
そして、これから、長い時間を共に過ごす林檎ちゃんに、
ボスのかっこいい姿を一目で良いから見せておきたいと思いました。


猫のウィンドウステッカーを作るのに、
去年の今頃の写真を見ていたら、林檎ちゃんが来ました。
ちょうどボスと林檎ちゃんの写真を見ていたところだったので、
林檎ちゃんと、「ボスくん、かっこよかったよねー」ってお話ししました。

去年はボスと一緒に林檎ちゃんの写真を見たけど、
今は林檎ちゃんとボスの写真を見てボスの思い出話をすることが出来ます。

猫みたいに、いつも今を生きるのもかっこいいけど、
思い出がいっぱいあるのも幸せなことです。

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